某大学による小学校教員対象の発音指導講座にティーチング・アシスタントとして参加しました。
私も大学時代、最も尊敬する本大学の教授による「発音クリニック」を受講しました。
その結果、私の発音は飛躍的に改善されました。また、私が通訳の道を目指したのも、教授の影響によるものです。
教授にご指導頂いたからこそ、今の私があるのだといつも感謝しています。今回このように少しでもお手伝いができて大変嬉しく思っています。
さて、発音クリニックの中身なのですが、盛りだくさんで一つの記事にはまとめられませんので、また後ほど少しずつご紹介していきたいと思います。
発音は、練習すれば必ず改善します
そのことを実感して帰って行かれた受講者の先生方を見て、とても嬉しく思いました
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その結果、私の発音は飛躍的に改善されました。また、私が通訳の道を目指したのも、教授の影響によるものです。
教授にご指導頂いたからこそ、今の私があるのだといつも感謝しています。今回このように少しでもお手伝いができて大変嬉しく思っています。
さて、発音クリニックの中身なのですが、盛りだくさんで一つの記事にはまとめられませんので、また後ほど少しずつご紹介していきたいと思います。
発音は、練習すれば必ず改善します

そのことを実感して帰って行かれた受講者の先生方を見て、とても嬉しく思いました

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大学も前期が終わり、ホッと一息です
そして本日、通訳学校で担当している授業のうち1つが終了しました。
今日の授業は環境関連の講演のリスニング。
その中で、生徒さんが「
」だった表現は、
"full-court press"
というもの。
"We should launch a full-court press to raise labor productivity."
のように使います。
「全面的努力(をする)」というニュアンスです。
そして、生徒さんが音声認識しにくかった音が、
"household appliance"の、"appliance"という音。
生徒さんは、皆揃って"plants"と聞き間違われました。
それには理由があります。
音声学的見地から、分析してみましょう
実は「アプライアンス」という風にカタカナ発音で覚えてしまっていると、英語で正しく発音されても、認識できない恐れがあるのです。
以降、皆さんも実際に発音してみて下さいね。
まず、日本語で「ん」と言ってみて下さい。
このとき、舌の先は上の歯茎に付いていませんよね。
では次に英語の/n/を発音してみて下さい。
このとき、舌の先は上の歯茎にくっ付いていますよね。
(「くっ付いてない
」という方、正しい発音を要チェックです
)
さて、問題の"appliance"という単語は、/n/の直後に/s/という音がきています。
では。
舌先を歯茎に付け、いったん空気をせき止める/n/の音の直後に、
息を強く吐き出す/s/という音
を出すと、どう聞こえるでしょう
そう
/n/と/s/の間に/t/が割り込み、/nts/と聞こえます。
日本語でいう、「ツ」のように聞こえるのですね。
それ故、"plants"(カタカナ発音で言うと「プランツ」)と聞こえてしまうわけです。
chance, since, prince, importance, sentence, sincereなどなど・・・
/n/+/s/という音の並びは、ナチュラル・スピードで発音された場合、
「ツ」のように聞こえると「知っておく」こと、また実際自分もそのように「発音すること」が聴解力向上のために非常に重要です。
では、"appliance"の最初の"a"の音はどこに消えたのでしょう
なぜ「プランツ」と"p"から始まる単語に聞こえたでしょうか
秘密は、「シュワちゃん」にあります
アーノルド・シュワルツェネッガーではなく、"schwa"「シュワー」という発音記号です。
(辞書を引いてみて下さい。e の逆さの記号が載っているはず。)
"appliance"の最初の"a"および中ほどの"a"は、いずれもschwaという発音記号で表されます。
schwaは、口をあまり大きく開けず、「ア」とも「オ」とも「ウ」ともつかないあいまいな弱い音を出します。
ネイティブいわく「不意にお腹を殴られた時に出る声」
あるいは「不意に頭上にブロックが落下してきた時に出る声」
らしいです
(初めて聞いたとき、「そんな危険な目にあったことないから知らんわ」とつっこんでしまいましたが。)
とにかく、気を抜いた時に思わず出る緩い声です。
故に、ナチュラル・スピードで発話された場合、このschwaはほとんど聞こえません。
about, another, assemble, attendなどなど、最初の"a"はいずれもschwaです。
なるほど、昔の人はAmericaを「メリケン」と聞き間違えたわけですね。
かつて別の授業で、"appointment"を"point"と何人もの生徒さんが聞き間違えたことがありましたが、これもschwaが原因です。
また、日本語の発音にschwaという音が存在しないため、私達は英語の綴り字に引きずられ、このschwaを日本語の代替音(/a/や/o/や/u/、ときには/i/や/e/など)で覚えていることが多々あります。
例えば、"amendment"は、いずれも同じschwaにも関わらず、「アメンドメント」と、/a/と/e/の音にreplaceされていますね。
と、いうわけで、発音は規則を知ることで上達するし、音声認識力UPの助けにもなるということです。
英単語を聞き間違えたり、全く聞き取れなかった時、放っておくのではなく、「なぜ間違えたのかな?」と辞書を引き原因を分析することが大事です。
次第に英語の音のルールが定着し、次に似たような音に出くわした時、応用を効かせ、同じミスを避けることができます
そういった意味では、ネイティブ講師から発音を学ぶことが必ずしもmustではないと言えます。
日本人がなぜそのように発音し、なぜそのように聞き間違いをするのか、理解していないことがあるからです。
つまり、日本語と英語の音声の違い・規則を認識することで、ある程度自ら改善してけるということです。
「間違った箇所は放置しないで下さいね〜」と、生徒さんに力説しつつ、自分も「失敗から学ぶ」ことの大切さを日々実感しております。
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今日の授業は環境関連の講演のリスニング。
その中で、生徒さんが「
」だった表現は、"full-court press"
というもの。
"We should launch a full-court press to raise labor productivity."
のように使います。
「全面的努力(をする)」というニュアンスです。
そして、生徒さんが音声認識しにくかった音が、
"household appliance"の、"appliance"という音。
生徒さんは、皆揃って"plants"と聞き間違われました。
それには理由があります。
音声学的見地から、分析してみましょう

実は「アプライアンス」という風にカタカナ発音で覚えてしまっていると、英語で正しく発音されても、認識できない恐れがあるのです。
以降、皆さんも実際に発音してみて下さいね。

まず、日本語で「ん」と言ってみて下さい。
このとき、舌の先は上の歯茎に付いていませんよね。
では次に英語の/n/を発音してみて下さい。
このとき、舌の先は上の歯茎にくっ付いていますよね。
(「くっ付いてない
」という方、正しい発音を要チェックです
)さて、問題の"appliance"という単語は、/n/の直後に/s/という音がきています。
では。
舌先を歯茎に付け、いったん空気をせき止める/n/の音の直後に、
息を強く吐き出す/s/という音
を出すと、どう聞こえるでしょう

そう
/n/と/s/の間に/t/が割り込み、/nts/と聞こえます。日本語でいう、「ツ」のように聞こえるのですね。
それ故、"plants"(カタカナ発音で言うと「プランツ」)と聞こえてしまうわけです。
chance, since, prince, importance, sentence, sincereなどなど・・・
/n/+/s/という音の並びは、ナチュラル・スピードで発音された場合、
「ツ」のように聞こえると「知っておく」こと、また実際自分もそのように「発音すること」が聴解力向上のために非常に重要です。
では、"appliance"の最初の"a"の音はどこに消えたのでしょう
なぜ「プランツ」と"p"から始まる単語に聞こえたでしょうか
秘密は、「シュワちゃん」にあります

アーノルド・シュワルツェネッガーではなく、"schwa"「シュワー」という発音記号です。
(辞書を引いてみて下さい。e の逆さの記号が載っているはず。)
"appliance"の最初の"a"および中ほどの"a"は、いずれもschwaという発音記号で表されます。
schwaは、口をあまり大きく開けず、「ア」とも「オ」とも「ウ」ともつかないあいまいな弱い音を出します。
ネイティブいわく「不意にお腹を殴られた時に出る声」
あるいは「不意に頭上にブロックが落下してきた時に出る声」
らしいです

(初めて聞いたとき、「そんな危険な目にあったことないから知らんわ」とつっこんでしまいましたが。)
とにかく、気を抜いた時に思わず出る緩い声です。
故に、ナチュラル・スピードで発話された場合、このschwaはほとんど聞こえません。
about, another, assemble, attendなどなど、最初の"a"はいずれもschwaです。
なるほど、昔の人はAmericaを「メリケン」と聞き間違えたわけですね。
かつて別の授業で、"appointment"を"point"と何人もの生徒さんが聞き間違えたことがありましたが、これもschwaが原因です。
また、日本語の発音にschwaという音が存在しないため、私達は英語の綴り字に引きずられ、このschwaを日本語の代替音(/a/や/o/や/u/、ときには/i/や/e/など)で覚えていることが多々あります。
例えば、"amendment"は、いずれも同じschwaにも関わらず、「アメンドメント」と、/a/と/e/の音にreplaceされていますね。
と、いうわけで、発音は規則を知ることで上達するし、音声認識力UPの助けにもなるということです。
英単語を聞き間違えたり、全く聞き取れなかった時、放っておくのではなく、「なぜ間違えたのかな?」と辞書を引き原因を分析することが大事です。
次第に英語の音のルールが定着し、次に似たような音に出くわした時、応用を効かせ、同じミスを避けることができます

そういった意味では、ネイティブ講師から発音を学ぶことが必ずしもmustではないと言えます。
日本人がなぜそのように発音し、なぜそのように聞き間違いをするのか、理解していないことがあるからです。
つまり、日本語と英語の音声の違い・規則を認識することで、ある程度自ら改善してけるということです。
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