先日、某病院にて2日間、救急救命医療研修の通訳を致しました
以前、歯科医のセミナー通訳をやらせて頂いたことはありましたが、それはどちらかと言うと経営寄りの内容でした。
今回は、本気で「医療」でございます。
医療分野の通訳は「ひえ〜
」なのである、ということは「世陸でアデランス」でもお伝えしたとおりでございます。
通訳は、所詮通訳ですから、英語ができたって、医療の知識は並みなのでございます。
日本の病院が、シンガポール人の看護師に対して医療研修を行うということで、その際の通訳をご依頼を頂きました。
「あまり高度な内容にはならない、とのことです」、とエージェント。
でも、医療のエキスパートが言うところの「高度ではない内容」と、素人の私が想像するところの「高度ではない内容」とは、きっと雲泥の差があるに違いない!!
さらに、資料を待っていたのですが、直前に、「資料が無いんです。」(笑)(←笑ってる場合じゃないですが)
しかし、資料がなくても最善を尽くす!!のがプロですから、予想のつく限り、自分なりに準備を致しました。
キーワードは「救急救命医療」「看護」です。
患者は、災害発生時にどのような流れで病院に運ばれ、看護師は、どのような処置を施すのか、日本の救急救命医療の現状はどうか、海外はどうか。
診療科の名前、医療器具・設備の名前、病気の名前、身体の器官の名前。
思いつくまま、日本語と英語両方で調べました。
リストアップした英単語は、ゆうに100個は超えていたと思います。
でも、その中にも通訳学校時代に覚えたものがたくさんあって、
「『心肺機能蘇生法 = cardiopulmonary resustation』なんていつ使うねん!」
と、ツッコミながら覚えた甲斐があったなぁ、としみじみ感じました。
「看護師」って、男かしら、女かしら?怖そうな人やったら嫌やなぁ。
研修担当の看護部長って、怖いんかなぁ…(←こればっかり)
など、ひとしきり妄想もし終えて、いざ、現場へ。
研修関係者に直接お会いして、前日までの懸念が全て吹っ飛びました。
シンガポールの看護師さんは、私と年齢も近そうな、可愛らしい女性
看護部長さんも、明るく優しい面倒見の良いお方。
通訳のパフォーマンスは、もちろん実力もありますが、現場の雰囲気などに左右されることも結構あると感じています。
現場が和やかで、通訳にも好意的だと、すご〜くお仕事しやすいですし、逆だと私のような小心者は、萎縮してしまいそうになります。(絶対平静を装いますが。)
1日目は、院内設備の説明と、救命医療の現状に関してレクチャー。
準備していったところがバッチリ当たって(テスト前のヤマのようです)医療用語もスラスラ訳すことができました。
問題は2日目。「2日目は実際現場に出てもらっての研修ですので、より専門的な内容になります」、と…。
もう、これ以上専門的になられても…(^^;
と、不安に思っていましたが、現場には実際に使われている器具があったり、「モノ」を見ての通訳だったので、想像していたより楽にはできました。
でも、外傷患者への処置など、かなり医学的な内容が、ドクターから説明される段階になってくると、だんだん苦しくなってきました。
ドクターが医学用語は英語でご存知なので、所々助けて頂きながらの通訳となってしまいました。
資料が一切出なかったとは言え、申し訳ない気持ちでした。
(当日ERに搬送されてくる患者への処置の通訳だったので準備のしようもありませんが。)
経験というか、知識というか、力不足を感じました。
それでも、2日間終了して、帰り際には、
「とても助かりました。また通訳にいらして下さいね。」
と、お声をかけて頂きました
通訳は決して華やかな仕事ではありません。
事前に、あきれるほどたくさんの準備をして、地道な作業をして、やっと現場に出ます。
でも、お客様からの「良かったです、助かりました」というお言葉で、努力は全て報われる気がしますし、お釣がくる気さえします。
これからも、もっと喜ばれる通訳ができるように、頑張りたいです。
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以前、歯科医のセミナー通訳をやらせて頂いたことはありましたが、それはどちらかと言うと経営寄りの内容でした。
今回は、本気で「医療」でございます。
医療分野の通訳は「ひえ〜
」なのである、ということは「世陸でアデランス」でもお伝えしたとおりでございます。通訳は、所詮通訳ですから、英語ができたって、医療の知識は並みなのでございます。
日本の病院が、シンガポール人の看護師に対して医療研修を行うということで、その際の通訳をご依頼を頂きました。
「あまり高度な内容にはならない、とのことです」、とエージェント。
でも、医療のエキスパートが言うところの「高度ではない内容」と、素人の私が想像するところの「高度ではない内容」とは、きっと雲泥の差があるに違いない!!
さらに、資料を待っていたのですが、直前に、「資料が無いんです。」(笑)(←笑ってる場合じゃないですが)
しかし、資料がなくても最善を尽くす!!のがプロですから、予想のつく限り、自分なりに準備を致しました。
キーワードは「救急救命医療」「看護」です。
患者は、災害発生時にどのような流れで病院に運ばれ、看護師は、どのような処置を施すのか、日本の救急救命医療の現状はどうか、海外はどうか。
診療科の名前、医療器具・設備の名前、病気の名前、身体の器官の名前。
思いつくまま、日本語と英語両方で調べました。
リストアップした英単語は、ゆうに100個は超えていたと思います。
でも、その中にも通訳学校時代に覚えたものがたくさんあって、
「『心肺機能蘇生法 = cardiopulmonary resustation』なんていつ使うねん!」
と、ツッコミながら覚えた甲斐があったなぁ、としみじみ感じました。
「看護師」って、男かしら、女かしら?怖そうな人やったら嫌やなぁ。
研修担当の看護部長って、怖いんかなぁ…(←こればっかり)
など、ひとしきり妄想もし終えて、いざ、現場へ。
研修関係者に直接お会いして、前日までの懸念が全て吹っ飛びました。
シンガポールの看護師さんは、私と年齢も近そうな、可愛らしい女性

看護部長さんも、明るく優しい面倒見の良いお方。
通訳のパフォーマンスは、もちろん実力もありますが、現場の雰囲気などに左右されることも結構あると感じています。
現場が和やかで、通訳にも好意的だと、すご〜くお仕事しやすいですし、逆だと私のような小心者は、萎縮してしまいそうになります。(絶対平静を装いますが。)
1日目は、院内設備の説明と、救命医療の現状に関してレクチャー。
準備していったところがバッチリ当たって(テスト前のヤマのようです)医療用語もスラスラ訳すことができました。
問題は2日目。「2日目は実際現場に出てもらっての研修ですので、より専門的な内容になります」、と…。
もう、これ以上専門的になられても…(^^;
と、不安に思っていましたが、現場には実際に使われている器具があったり、「モノ」を見ての通訳だったので、想像していたより楽にはできました。
でも、外傷患者への処置など、かなり医学的な内容が、ドクターから説明される段階になってくると、だんだん苦しくなってきました。
ドクターが医学用語は英語でご存知なので、所々助けて頂きながらの通訳となってしまいました。
資料が一切出なかったとは言え、申し訳ない気持ちでした。
(当日ERに搬送されてくる患者への処置の通訳だったので準備のしようもありませんが。)
経験というか、知識というか、力不足を感じました。
それでも、2日間終了して、帰り際には、
「とても助かりました。また通訳にいらして下さいね。」
と、お声をかけて頂きました

通訳は決して華やかな仕事ではありません。
事前に、あきれるほどたくさんの準備をして、地道な作業をして、やっと現場に出ます。
でも、お客様からの「良かったです、助かりました」というお言葉で、努力は全て報われる気がしますし、お釣がくる気さえします。
これからも、もっと喜ばれる通訳ができるように、頑張りたいです。
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はじめまして!
ランキングからまいりました。
プロフィールが、大学3年のときにイギリスに留学、というところに親近感を覚えて、通訳者というところに興味&尊敬の念を覚えて。。。
わたしは現在は米軍基地につとめております。通訳、翻訳をできるほど、職人気質がたりない(がんばりも)わたしの選んだ道です。とりあえず。
でもやっぱり日本って敗戦国なんだなあ、としみじみ思ふ日々。
お時間あったら、私のブログも遊びに来ていただければ、幸いです。
かしこ
2007.10.08 12:23 URL | alohaenglish #- [ 編集 ]
ブログへの訪問&初コメントありがとうございます!!
米軍基地につとめておられるんですね!
素晴らしい〜。。。色々情報交換できると嬉しいです。
ブログ拝見致しました!よろしければ、相互リンクをお願い致します☆
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